2023年1月27日放送
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2023年1月27日放送

こちらで放送内容を聴くことができます

 

 

 

 

自転車運転時にはヘルメットを

 

小松 今年の4月から、すべての年齢層で、自転車に乗る際のヘルメット着用が努力義務となります。

山梨県警察本部交通企画課の田中宏(たなか・ひろし)さんに伺います。よろしくお願いします。

 

 

田中 よろしくお願いします

 

小松 私も中学生のときにはヘルメットを着用していました。

山梨県の自転車事故は増えているのでしょうか?

 

 

田中 県内の自転車事故件数は10年前と比べるとおよそ半数に減るなど年々減少傾向にあります。

しかし、自転車事故は、事故全体と比べると、重傷化率が3.1倍と高いことから、自転車に乗る際には

交通ルールを守り安全運転に努めていただきたいと思います。

 

 

小松 そして、事故にあってしまったときに頭を守ってくれるのがヘルメット、やはり効果はありますか?

 

 

田中 実際にヘルメットを着用した場合に比べ、着用しなかった場合の致死率が約3倍といったデータもあります。このことからも頭部を保護するヘルメットを着用することの重要性がお分かりいただけるかと思います。

 

また高齢者の事故で、衝突後転倒し、路面に頭部を打って死亡するといったものが発生しています。

 

 

小松 中学生のときには校則などでヘルメット着用が決められていましたが、

大人になってからはしていませんでした・・・

 

 

田中 そうですね。中学校までは、校則で決められていたりするのですが高校生以上になると、

そういった決まりも少なくなります。

 

そこで道路交通法の一部が改正され今年の4月から、全年齢層に向けて、自転車に乗る際にはヘルメットを

かぶるように努めなければならない、いわゆる努力義務があらたに組み込まれます。

 

 

小松 けがをする割合や、死亡率にも顕著な差が出てきます。

お子さんはもちろん、大人のわたしたちも自分の身を守るためにヘルメット着用を心掛けましょう。

 

ここまでは山梨県警察本部交通企画課の田中宏(たなか・ひろし)さんとお伝えしました。

ありがとうございました。

 

 

田中 県民のみなさまには大切な命を守るため、自転車に乗る際のヘルメットの着用をお願いいたします。

   本日はありがとうございました。

 

 

新型コロナウイルス感染症の後遺症

 

小松 新型コロナウイルス新規感染者の拡大と合わせて懸念されているのが後遺症です。

ここからは県新型コロナウイルス対策グループの馬場亜衣奈(ばば・あいな)さんとお伝えします。

よろしくお願いします。

 

 

馬場 よろしくお願いします。

 

 

小松 後遺症にはどのような症状があるのですか?

 

 

馬場 新型コロナウイルス感染症の後遺症は、罹患後に感染性はなくなったにもかかわらず、

他に明らかな原因がなく、持続する症状や、あるいは経過の途中に新たに、

または再び生じて持続する症状全般のことをいいます。

 

その症状は、

【全身症状】である疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、 

【呼吸器症状】である咳、喀痰、息切れ、胸痛。

 

 

小松 仕事が手につかなくなってしまったという話もよく聞きます。

 

 

馬場 【精神・神経症状】である記憶障害、集中力低下、不眠、頭痛などがあります。

 

 

小松 山梨県では後遺症に関するアンケートを実施したそうですね?

 

 

馬場 去年の10月にアンケートを実施しました。令和3年6月~令和47月までに新型コロナウイルス感染症に

罹患した約42,000人に対して行い、7110人から回答がありました。

 

それによると、新型コロナウイルスに感染して2ヶ月以上の期間、後遺症の疑い症状があると回答した方は37.9%で、女性の方がやや多く、30代から50代が他の年代より後遺症の割合が高いことがわかりました。

 

また、喫煙者、既往症がある人、現在治療中の病歴がある人も割合が高くなっています。

 

 

小松 症状で多かったのは?

 

 

馬場 「疲労感・倦怠感」が最も多く、「咳」「たん」の順番となっています。

日常生活への影響として、7割弱の人が支障があったと回答しています。

また、ワクチン接種回数による大きな違いはありませんでしたが、ワクチン接種回数が多いほど日常生活への

支障を感じる割合は低く、また完治した人の割合が高くなっています。

 

 

小松 後遺症かなと思ったら医療機関の受診はどうすればいいのでしょうか?

 

 

馬場 長引く症状がある場合はまずはかかりつけ医または症状に応じた医療機関を受診してください。

また、新型コロナウイルス感染症の後遺症を診察可能な医療機関の情報ついては受診・相談センターで

案内しており、県のホームページにも掲載しているので、ご確認いただきたいと思います。

 

ただし、受診する際は、医療費の自己負担が発生しますのでご注意ください。

 

 

小松 どれも辛い症状ですから、なるべく医療機関で受診していただきたいですね。

この症状は、どこで診てもらったいいかわからないという方は

山梨県新型コロナウイルス感染症 受診・相談センター

055-223-8896までお問合せください。24時間対応しています。

 

ここまでは『新型コロナウイルス感染症の後遺症』について

県新型コロナウイルス対策グループの馬場亜衣奈(ばば・あいな)さんとお伝えしました。

ありがとうございました。

 

馬場 受診先で悩む方も多いと思います。気になる症状があれば相談してください。

ありがとうございました。

 

 

 

次回は2月24日(金)17時15分放送

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