山梨県 Free Wi-Fi

県が災害時に利用できるよう整備した「山梨県無料公衆無線LAN」、山梨県 Free Wi-Fiについて情報政策課の奈良亮さんに伺います。

 

小松　まずは、山梨県Free Wi-Fiについて教えてください。

奈良　山梨県では、災害時などに県民のみなさまの通信手段の確保を図るため、県有施設に公衆無線LANを整備しまして、3年ほど前から運用しています。

 

小松　使える場所は？

奈良　設置している施設は、避難所に指定されている県立学校や県立博物館などの集客施設など合わせて51箇所です。詳しくは山梨県情報政策課ホームページでご確認ください。Free Wi-Fiは、災害時においては、住民のみなさん、来訪者のみなさんの情報収集や、安否確認などの受信・発信にご利用いただけます。平常時においては、行政情報や観光情報等の取得にご利用いただけます。

 

小松　使い方は？

奈良　まず接続方法ですが、利用可能な場所に行くと、使用するスマートフォンやパソコンのWi-Fi設定画面に「Yamanashi_Free_WiFi」というSSIDが表示されますので、そちらを選択して接続してください。大規模災害の発生時には、利用者認証不要・時間制限無でインターネットを利用することができます。平常時は、接続すると自動で認証画面が表示されます。機種によっては代わりに通知が表示されることもありますので、その場合は通知をタップ又はクリックし、認証画面を表示してください。続いて、利用者認証を行ってください。方法は2つあります。メールアドレスで認証する「メール認証」と、LINE、Facebook、Googleなどお持ちのSNSアカウントにより認証する「SNS認証」です。具体的な認証手順については、認証画面に表示がありますので、それに従ってください。利用者認証の完了後、山梨県Free Wi-Fiのポータル画面が表示され、インターネットが利用できるようになります。ポータル画面以外もご利用いただけますが、違法・有害情報など一部のサイトへのアクセスは制限されています。多くの方の利用のため、1回の利用時間は60分となっています。60分経過後も、改めて利用者認証を行えば、再度利用できます。災害時はもちろん、平時でもぜひご活用ください。災害発生時には携帯電話の回線が繋がりにくくなることもありますので、山梨県Free Wi-Fiを積極的にご活用いただければと思います。

 

 

やまなしグリーン・ゾーン認証制度

小松　「やまなしグリーン・ゾーン認証制度」。みなさん街で緑色の認証マークを見かけましたか？詳しいお話しをグリーン・ゾーン推進課の小田切夏樹さんに伺います。

小田切　山梨県では、県民のみなさまの安心・安全な生活と、山梨県の経済活動の両立を図るため、感染症対策に取り組む施設を認証する「やまなしグリーン・ゾーン認証制度」を創設しました。この制度は、県が定めた認証基準に適合し、適切な感染症対策をとっている施設について、県が現地調査を行い、認証するものです。認証された施設には、「安心の目印」として二次元コードがついている「やまなしグリーン・ゾーン認証マーク」を交付しております。認証されると、施設に認証マークを掲示できるほか、広告物などに「やまなしグリーン・ゾーン認証施設」と表示することができます。また、利用者のみなさまに「感染症対策をしっかりとっている施設」という安心と信頼を与えることができます。

 

小松　申請受付から3か月がたちましたが、現在どのくらいの施設が認証されているんですか？

小田切　9月18日時点で、飲食業287施設、宿泊業449施設、計736施設が認証されています。随時申請を受け付けていますので、認証施設は今後も増えていく予定です。また、県では認証を受けるために必要な、感染症予防のための備品・消耗品や施設の設備改修工事などを支援する制度も設けています。一つはキャッシュレス決済を導入する費用や空気清浄機や消毒液など 感染症予防のための備品・消耗品の購入を支援するもの。もう一つは、宿泊業、飲食業を営む小規模事業者向けに、換気設備やパーティションなど感染症予防のための設備改修の補助を行うものです。

 

小松　事業者にとっても利用者にとってもメリットのある制度ですね。

小田切　認証施設では、みなさんに安心して食事や旅行を楽しんでいただける、というのが最大のメリットです。加えて、グリーン・ゾーン認証を受けた宿泊業については、認証施設が実施する宿泊料金の割引を支援する事業、やまなしグリーン・ゾーン宿泊割りも実施しています。また、今月からは専用ウェブサイトを開設しています。専用ウェブサイトでは、グリーン・ゾーン認証の電子申請ができるほか、先ほどご案内した関連制度の詳細についても掲載しておりますので、ぜひグリーン・ゾーン認証専用ウェブサイトをご覧ください。