2026年9月25日放送
こちらで放送内容を聴くことができます
秋の全国交通安全運動
荒木 道を歩いている時、車を運転している時、ヒヤッとした経験はありませんか?
特に日の入り時刻が急激に早まる秋口以降は、暗くなる時間帯と帰宅する人や車の移動時間帯が重なるた
め、夕暮れ時から夜間にかけての交通事故が増える傾向にあります。
山梨県内では今年は死亡事故こそ前年を下回っているものの、交通事故の発生件数や負傷者数は前年を上
回っています。こうした中、今年も今月21日から30日までの10日間「秋の全国交通安全運動」が実施され
ています。山梨県ではどのようなことを重点にしているのか、詳しくご紹介します。
山梨県 県民生活支援課 渡邉素子さんです。よろしくお願いします。
渡邉 よろしくお願いします。
荒木 現在「秋の全国交通安全運動」真っ最中なんですね?
渡邉 そうです。今年は「安全の 気づかい乗せて 甲斐の道」をメインスローガンに30日まで実施しています。
また、運動最終日の9月30日は「交通事故死ゼロを目指す日」です。
秋の全国交通安全運動では県民の皆さん一人ひとりに交通安全について改めて考えていただき、交通ルー
ルを守ることや思いやりのある運転・行動を実践していただくよう呼びかけています。
荒木 今回はどのようなことに重点を置いているのでしょうか?また、県民の皆さんに特に気を付けてほしいこ
とも教えてください
渡邉 重点は4つあります。
1つ目が「歩行者の安全確保と反射材用品の着用促進」
2つ目が「夕暮れ時の早めのライト点灯と飲酒運転や‘ながらスマホ’の根絶」
3つ目が「自転車・特定小型原動機付自転車の交通ルールの理解・遵守の徹底」
そして4つ目が「高齢運転者の交通事故防止」です。
荒木 ひとつずつ詳しく教えてください。
まず、1つ目の「歩行者の安全確保と反射材用品の着用促進」についてお願いします。
渡邉 全国の交通事故死者数を見ると冒頭で荒木さんが言ったように、特に秋口から年末にかけては夜間におけ
る歩行中の交通事故で亡くなる方が多くなっています。このため、歩行者には反射材用品を身に付けた
り、明るい色の服を着たりして、自分の存在を周囲に知らせていただきたいと思います。
また、通学路や生活道路の安全確保も重要です。今月から中央線などがない生活道路における法定速度が
60キロから30キロに引き下げられました。県では「生活道路は人が優先」という意識の定着を図るととも
に、通学路での見守り活動などを進め、安全な道路環境づくりに取り組んでいます。
荒木 2つ目の「夕暮れ時の早めのライト点灯と飲酒運転や‘ながらスマホ’の根絶」はいかがでしょうか?
渡邉 夕暮れ時は目が暗さの変化に慣れず、ドライバーは歩行者や自転車などの発見が遅れがちです。そこで早
めにライトを点灯することで視界を確保するとともに、自分の車の存在を歩行者や自転車などに知らせる
ことができます。県では、早めのライト点灯やハイビームの適切な活用を呼びかけるとともに、「思いや
り」と「ゆずり合い」の気持ちをもった運転を呼びかけています。
荒木 飲酒運転やながらスマホも全国的に問題になっていますよね?
渡邉 飲酒運転は重大な交通事故につながる極めて悪質で危険な行為です。山梨県では過去1年以内に飲酒運転
による交通死亡事故が2件発生したことから、7月31日に飲酒運転事故防止警報を発令しました。飲酒し
た状態で車を運転すると速度超過をしたり、車間距離を誤ったりするなど、正常な運転が出来なくなりま
す。また、飲酒運転の処罰の対象は運転者本人だけではありません。お酒を提供した人や同乗した人など
も処罰の対象となります。飲酒する日は車を運転しない、運転する人にはお酒を勧めないなど、「飲酒運
転をしない、させない、許さない」を県民の皆さん一人ひとりに徹底していただきたいと思います。
そして運転中のスマートフォンの操作や画面の注視、いわゆる「ながらスマホ」も大変危険です。注意が
散漫になり、重大な交通事故につながるおそれがあります。運転中はスマートフォンを操作せず、安全運
転に集中してください。
荒木 3つ目の「自転車・特定小型原動機付自転車の交通ルールの理解・遵守の徹底」は、どうでしょうか?
渡邉 自転車は便利な乗り物ですが、交通ルールを守らなければ大きな事故につながります。自転車事故では頭
部への被害が多く、ヘルメットの着用は命を守るために重要です。また、自転車と歩行者の事故も増加傾
向にあります。今年4月からは自転車の交通違反に対する、いわゆる「青切符」の制度も導入されまし
た。夜間の無灯火走行やスマートフォンを見ながらの運転、イヤホン等を使用しながらの運転など危険な
行為は絶対にやめ、交通ルールを守って安全な利用をお願いします。
荒木 最後、4つ目の「高齢運転者の交通事故防止」は?
渡邉 昨年、山梨県で発生した交通事故のうち65歳以上の高齢運転者による事故は約3割を占めました。年齢を
重ねると反応速度の低下や身体機能の変化により、運転に影響が出ることがあります。
県ではシミュレーターを活用した体験型の交通安全教育などを通じて、安全運転を支援しています。
ご自身の運転を見直し、安全運転を心掛けてください。
荒木 最後に県民のみなさんにメッセージをお願いします。
渡邉 秋は日没が早まり、交通事故が増える時期です。歩行者の皆さんは反射材用品や明るい色の服を身に付
け、自転車を利用する際はヘルメットを着用しましょう。ドライバーの皆さんは早めのライト点灯を心掛
けるとともに、飲酒運転やながらスマホは絶対にやめてください。一人ひとりが交通ルールを守り、思い
やりのある行動を心掛け、交通事故のない安全・安心な山梨をみんなで目指しましょう。
荒木 この時間は、山梨県 県民生活支援課 渡邉素子さんとお伝えしました。



