女性のための健康セミナー

第1回『更年期』はチャンス!女性ホルモンと体のトリセツ

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 閉経は月経が来なくなってから1年後のことで、日本人の閉経平均年齢はおおよそ50歳といわれています。更年期とは閉経を挟み前後5年ずつの計10年間。一般的には45~55歳といわれています。閉経に絡み卵巣機能が低下することでエストロゲン(女性ホルモン)が減少し、(私が実施した1000人を超える方々からのアンケート調査では)心身に不調を感じる人は90%以上いることが分かっています。
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 閉経年齢や更年期の症状には個人差がありますが、イライラや心が沈む、発汗、ホットフラッシュ、肩こり、頭痛、耳鳴り、物忘れ、尿漏れ、目の渇き、ドライマウスなど200~300種類あると言われています。が、そんな不調にも多くは終わりがあります。
過剰な不安に陥らないためにも更年期を正しく知ることが大切です。適度な運動やバランスの良い食事、十分な睡眠を取るなど生活習慣を見直しましょう。女性ホルモンと似た働きをする「エクオール」という成分も注目されていて、大豆製品を食べることでエクオールが腸内でつくられる人もいます。つくられない人はもちろん、つくられる人でも腸内環境によってつくられないこともあるのでエクオールを含んだサプリメントを上手に取り入れるのも一つの方法です。
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更年期は英語でメノポーズと言いますが、「ザ・チェンジ・オブ・ライフ」とも言われています。見方を変えることで人生をより良くする「チャンス」にできます。自分に合ったセルフメンテナンスの方法を見つけて、心と体に向き合うチャンスにしてください。

※グラフなどはNPO法人ちぇぶら提供
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\この方に教えていだだきました!/

永田 京子

NPO法人ちぇぶら代表理事
更年期トータルケアインストラクター