看板とは体を表すものらしい。
うーん、難しい。。。
例えるなら、日本シリーズ1点リードで迎えた9回2アウトランナー2、3塁。マウンドにコールされてファンの期待を一身に背負い、振りかぶる様子からも絶好調を感じさせるクローザーが、いざ投球練習を始めたらアキレス腱を切ってしまって「あーあ」というようになるのか。
はたまた、草野球でそれまでライトを守っていた「いかにも会社の後輩くん」が急にマウンドに立ったら実は元甲子園球児で、応援に来ていた2、3人の女性陣のハートを一気に鷲掴みにするのか。
前者は電光掲示板に名前が出た瞬間に球場の熱がピークを迎えるが、そのあとどうなったかは想像に難くない。
そうなると、理想は圧倒的に後者の方。
もちろん、僕に甲子園球児というような肩書はないけれども。今からでも頑張ったらもらえるというのであれば努力はするけれども。リアル僕は県大会2回戦敗退だけれども。
ここでいう肩書とは、僕の文章力の事。たとえ話から入ったので何のことかわかりにくくなってしまいましたが、当ブログの看板画像。
立ち上げに尽力してくださったOさん(公式Twitterの中の人としての一面も)。デザインも手掛けてくれて、あーでもないこーでもないという僕のわがままをすべて形にしてくれて。「顔写真も宣材写真の中から見繕っておくねー」の翌日には、デザイン案が複数。
最終的に白シャツ姿の写真に落ち着きましたが、カラー版とモノクロ版の二択に。
ここで、最初のたとえ話。
想像してください。ただでさえお洒落な紙と万年筆に、瓶に入った謎の赤いハート(?)。
その前にたたずむ、アンニュイな表情でたたずむ僕。
これがもし、モノクロだったとしたら…。
・・・高い。ハードルが。書く文章が「やれやれ」という村上春樹ぐらいでないとつじつまが合わない。
これでは、デスクでニヤニヤしながらPC画面を見つめる深田君のことを記事にできないではないかーっ。
席に居合わせたブログ先輩の海野さんも、「モノクロだと、ポエム載せないと」と。
少しでもハードルは低い方がいいし、長くゆるく綴るためにもカラー版に落ち着きました。
これが僕の弱さです。付き合い始めて30年になるので要領はわかっています。
そんな紆余曲折があって決まった看板。気に入っています。
2020年4月22日 9:20