2013年6月アーカイブ

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1.開催日時 
 2013年5月29日(水曜日)午後4時~5時15分

2.開催場所
 山梨放送本社(甲府市)六階大会議室

3.出席者
・番組審議委員
 野田金男委員長、小野京子副委員長、 荒木正人委員、石田千尋委員、深澤央委員、五味礼治委員、角田恵委員
・山梨放送
 代表取締役社長・野口英一、同専務・中村一政、取締役営業本部長・篠原公男、取締役放送本部長・望月俊相、報道担当・吉岡俊昭、ラジオ本部長・有泉裕人、審議室長・土橋巧

4.諮問
 「放送番組編成の基本計画」の変更を番組審議会に諮問し、答申を経て決定。平成25年6月1日に制定しました。

<変更前>
 放送時間(定時番組の放送時間)
 1.定時番組の放送開始、放送終了の時刻はラジオ、テレビとも、年2回の番組編成委員会の審議を経た上、原則として毎月発行する番組表の通りとする。

<変更後>
 1.定時番組の放送開始、放送終了の時刻はラジオ、テレビとも、年2回の番組編成委員会の審議を経た上、公表する番組表の通りとする。  

※取り消し線及び下線は山梨放送による

5報告
 ・6月期テレビ、ラジオの番組編成予定
 ・視聴者からの意見、要望、問い合わせの概要(2013年4月22日~5月26日)
 ・その他

6.議題
 「山梨放送への提言」
 委員からの意見の概要は次の通り。

■富士山の世界文化遺産登録の動きに応じて、県外や海外から関心が高まる中、地域の認識が深まるような、おもてなしの心が込められた番組があると良い。その意味では、外からの目を意識した番組作りが求められる。

■山梨でも高齢化が進む中、「高齢者の情報難民」という問題も表面化するかもしれない。高齢者目線の情報収集、発信が求められる。全体に高齢者向け番組が少なく、増やしていってほしい。一方では、様々な分野でこれから成長していく山梨の若者を取り上げ、情報的な支援を番組でお願いしたい。

■良い番組を作っても見ていただかないと意味がない。山梨放送は、もっと広報に力を入れて番組を見てもらうように努力してほしい。

■テレビはまだまだ一方通行のメディアであり、制作側は「言葉」に注意を払ってほしい。言葉は人を傷つける可能性があり、そのような表現を避け、上手く伝えられるように努めてほしい。番組協力者への配慮も大切で、言葉を選んだ番組制作を期待する。

■山梨放送が進めている「富士山をきれいにする会」の活動は素晴らしいが、これからは「富士山にゴミを捨てさせない運動」を進めてほしい。また、貴重な世界遺産を守り、維持するためにも富士山の監視を強化する必要があり、山梨放送は富士山支局を設けて情報発信をしてほしい。

■「ててて!TV」にみられるように地域密着型の番組はなくてはならないもの。山梨放送が県民から「私の街の放送局」と感じられるためにも、地域への密着度をさらに高めてほしい。

■テレビの原点は「びっくり箱」のようなもの。しかし最近はコンプライアンスの問題から、身ぎれいになり過ぎてはいないか? また行儀が良くなり過ぎてはいないか? もっとテレビらしい遊びを盛り込み、「毒」のようなものを持ったコンテンツがあってもいいのではないか? 物議を醸すくらいの冒険的な番組作りを期待する。

■子どもの想像力を養うのにラジオはとても適している。山梨放送のラジオ番組には良質なものがあるがPRが足りないようで、余り知られていない。PRをもっと進めてほしい。またテレビでは、未来を託す子どものために、しつけや日本語を大切にする機会を積極的に設け成長を助けるような活動を取り入れた番組作りを期待する。

■メディアの力で地域愛を深める「アイラブ山梨」の機運を盛り上げてほしい。様々な話題を掘り起して広く伝え、地域を知ってもらうことを、放送局の役割として果してほしい。

 山梨放送では番組審議会の意見を今後の番組作りに生かしていきます。

7.審議内容の公表
 山梨放送では、審議内容の概要を、同日のテレビ「YBSワイドニュース」とラジオ「ニュースアップ」で放送するととともに、5月30日付の山梨日々新聞紙上に掲載しました。 また6月16日放送の「あなたとYBS」で、番組審議会の内容を紹介しました。
議事録は本社事務所にて保管しました。

8.次回
 第54期山梨放送番組審議会は6月は休会です。
 7月からは第55期山梨放送番組審議会が新しいメンバーでスタートします。第1回審議会は7月31日の予定です。


以 上