2016年1月アーカイブ

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第591回番組審議会

1.開催日時
 2016年1月27日(水曜日)午後2時30分~3時30分

2.開催場所
 山梨放送本社(甲府市)六階大会議室

3.出席者
・第57期山梨放送番組審議委員
  田中好輔委員長
  五緒川津平太副委員長
  市村悟委員
  河原理子委員
  木田和委員
  田中克直委員
  山村宏樹委員
 ・山梨放送
  代表取締役社長・野口英一
  取締役副社長・中村一政
  取締役常務・望月俊相
   放送本部長・吉岡俊昭
  技術担当・八巻信也
  ラジオ本部長兼営業本部副本部長・有泉裕人
  審議室長・土橋 巧
  テレビ制作部長・荻野弘樹

4. 放送基準改正について

  「山梨放送放送基準」(日本民間放送連盟の「放送基準」に準拠)の一部を改正するため放送法により番組審議会に諮問を行い答申を得ました。

【諮問】(事務局より説明)
放送基準第149条を以下の通り改正する。

現 行


プライムタイムにおけるCM(SBを除く)の時間量は、下記の限度を超えないものとする。その他の時間帯においては、この時間量を標準とする。ただし、スポーツ番組および特別行事番組については各放送局の定めるところによる。

 

5分以内の番組

10分以内の番組

20分以内の番組

30分以内の番組

40分以内の番組

50分以内の番組

60分以内の番組

1分00秒

2分00秒

2分30秒

3分00秒

4分00秒

5分00秒

6分00秒

60分以上の番組は上記の時間量を準用する。

 [注]プライムタイムとは、局の定める午後6時から午後11時までの間の連続した3時間半を言う。

改 正


プライムタイムにおけるコマーシャルの時間量は、以下を標準とする(SB枠を除く)。ただし、スポーツ番組および特別行事番組については各放送局の定めるところによる。

 

5分以内の番組

10分以内の番組

20分以内の番組

30分以内の番組

40分以内の番組

50分以内の番組

60分以内の番組

1分00秒

2分00秒

2分30秒

3分00秒

4分00秒

5分00秒

6分00秒

60分以上の番組は上記の時間量を準用する。

 [注]プライムタイムとは、局の定める午後6時から午後11時までの間の連続した3時間半を言う。


〔改正の説明〕(抜粋)

番組編成によって、「民放連 放送基準」上、挿入可能なCM時間量が変化するため、その都度、CM時間量を調整する必要が生じるがテレビ各社は放送基準第149条を運用して規定のCM量を遵守している。こうしたなか、近年、放送メディアを取り巻く環境は大きく変化し、その結果、番組の編成手法やコマーシャルの挿入方法が多様化。“番組の長さ”に基づきCM時間量を定める、という一律的な基準では、運用が難しいケースも報告されている。

このような状況に対処し、番組編成の機動性を一層高めることを目的として、第149条を改正する。改正は、テレビ各社の現状のコマーシャルの挿入手法と時間量を前提として、あくまでも各社の創意工夫の余地を広げるために規定の微調整を行うためのものであり、現状のコマーシャルの時間量を増やすことが目的ではない。そのため週間のコマーシャルの総量を18%以内と定めた、「民放連 放送基準」第148条は今後も維持するとともに、こういった改正の趣旨・目的を明らかにするため、「放送基準審議会見解」を新たに取りまとめ公表する。

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「広告の時間基準」の運用について

日本民間放送連盟放送基準審議会見解 2015(平成27)年11月9日決定

「広告の時間基準」については、第148条で「週間のコマーシャルの総量を総放送時間の18%以内」と定めるとともに、「プライムタイムにおけるCMの時間量」を第149条で規定し、テレビ各社で具体的な運用を行ってきた。

これらは、番組とコマーシャルをバランスよく配置することによって、視聴者の利益に適う放送を実現するために、1975(昭和50)年に整備した規定である。

近年、番組の編成手法やコマーシャルの挿入方法が多様化しており、特にプライムタイムにおいて、番組の長さによる一律的な基準での運用が難しいケースが多くなってきている。このため、放送基準審議会で検討を行い、今般、第149条を改正することとした。今回の第149条の改正は、多様な編成形態にあわせたコマーシャルの挿入および時間量を、テレビ各社で工夫できるようにすることを目的としており、現状のコマーシャルの時間量を増やすことを意図したものではない。

テレビ各社では、今後も、週間のコマーシャルの総量を定めた第148条を遵守することを当然の前提として、自主・自律的に第149条の運用にあたっていただくことを確認したい。放送基準審議会においても、必要があれば、さらに議論を進めていく。

以 上

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【答申】
 田中委員長のもと全委員の意見を集約した結果、「日本民間放送連盟放送基準が一部改正されるのに伴った山梨放送の放送基準の一部改正の諮問に対しては、妥当である」との答申を受けた、また番組審議会の総意として、以下の意見を受けた。

(番組審議会意見)
「18%というCM総枠が厳守され、さらにテクニカルなことであり、委員会の見解もしっかり発信されている。いささかも商売のためではなく、皆様に見やすくするためであることなので、この趣旨にそってやっていただくことで宜しいと考える。杞憂にすぎないが、CM時間の扱いに関することは、ややもすると局側の利益優先という疑念の誤解をうけかねないことであり、(「広告の時間基準の運用について」の)見解を、名実ともに大切にされて合理的で円滑な運用に努められたい。」

【改正手続きについて】
・答申を受け山梨放送放送基準第149条は2016年1月27日付で改正し、3月1日施行とする。
・1月27日のテレビ「YBSワイドニュース」及びラジオ「YBSニュースアップ」において番組審議会の開催とともに放送基準改正の答申を受けた旨を放送した。
・施行に合わせて自社ホームページで、改正された条文を含む山梨放送放送基準全文を掲載する。
・改正内容を説明した同日の番組審議会の議事録は本社事務所及びエリア内支社に据え置く。
・改正内容は高市早苗総務大臣に報告するとともに、同改正を諮問し答申を受けた番組審議会の議事録を高市早苗総務大臣に提出する。
・2月放送の視聴者対応番組「あなたとYBS」で改正内容を説明する。

5.報告
・2月期ラジオ、テレビの編成を説明
・視聴者からの意見(2015年11月24日~2016年1月24日)

6..審議
(議題)YBSテレビ
     YBS新春スペシャル「て!! がんばっているじゃん大賞」
      (2016年1月10日(日)12時15分~13時15分放送)

 各委員からの意見は次の通り。

■番組内では「大賞」をもらったらどうなるのかの説明がなく、候補者をどうやって絞ったかが不明であったので知りたかった。しかし肩もこらず楽しめる内容であり、テレビとラジオの融合のようであって、面白みを感じる

■温かさや和やかさが伝わり、心が温まった。番組内で出演者同士が答えられなかった事は視聴者に何らかの形で説明されると良い。

■ラジオを覗き見している感覚が良い。スタジオもラジオブースであり、ラジオの響きが感じられた。親しみがある反面、小粒である印象もあった。またネタを取り上げた理由が分からなかった。

■地元局ならではの内容である。今後は視聴者からの情報も求めて恒例の番組になれば、地域への励みにもなるのではないか。

■陽の目をみない人たちを取りあげることは、その人にとって名誉なことであり放送の力は大きいと思う。ラジオスタジオを使用していたが、普段はみられない場所であり斬新だった。

■地域メディアのアドバンテージをフルに使った番組であり企画に好感がもてた。地域の活性化を促し、元気を促すメッセージになるだろう。

7.次回
第592回審議会は2月24日に開催予定です。

以 上