2017年5月アーカイブ

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第605回山梨放送番組審議会
 
1.開催日時
 2017年5月24日(水曜日)午後4時00分~午後4時40分
 
2.開催場所
 山梨放送本社六階大会議室(甲府市)
 
3.出席者
・第58期山梨放送番組審議委員
  平出亘委員長
  津金洋一副委員長
  植野映子委員
  遠藤俊郎委員
  天谷要一委員
  保科千春委員
  (欠席)大谷善邦委員
・山梨放送
  代表取締役社長・野口英一
  代表取締役常務・望月俊相
  常務取締役営業本部長兼ラジオ本部長・篠原公男
  取締役相談役・中村一政
  放送本部FM補完担当・八巻一也 
  経営管理本部審議室長・土橋巧
  (欠席)放送本部長・有泉裕人
 
4.報告
・6月期のラジオ、テレビの番組、及び特別編成を説明。
・2017年4月24日~2017年5月21日の間に視聴者から寄せられた問い合せ、意見、苦情等の概要を説明。
 
5.議事
 【議題】「山梨放送への提言」
 
 主な意見は次の通り。
 
■ これからの時代、若い人たちはテレビを見ない、ラジオを聞かない、新聞を読まないといわれる。若い世代にどう向き合うかが放送の課題である。こうした中、山梨放送の番組には地元を取り上げた内容が多い。学校教育の場で、こうした番組を教材として扱ってもらえば子供たちに故郷を知ってもらうことに繋がるのではないか。これからも県民に有効な情報発信の場となることを期待する。
 
■ 山梨放送は、山梨出身の偉人だけでなく一般に頑張っている人たちをたくさん取り上げた番組を作っている。これらは映像化することでより教育現場では浸透していくのではないかと感じた。一方で、山梨のことをまだまだ知らない県民がかなり多い。山梨放送は、山梨全体をリードする情報発信者として活動を期待する。
 
■ 放送とは影響の大きいメディアであり、その分、子供たちへの影響にも注意が必要だ。地域密着の番組作りは、この子供世代に向けて必要不可欠であり、山梨放送には、そのような番組作りを期待する。個人的には山梨をより知るための地元クイズ番組の創設などいかがだろう。
 
■山梨県民は故郷を自ら田舎と称して評価しない。しかし山梨には大きなポテンシャルがあり、これをどうアピールするかは放送の役割だ。山梨放送には世界に向けた視点で山梨を発信してほしい。
 
■視聴者には能動的な番組作りを進めていただきたい。若い世代には啓蒙をすることで道徳教育に貢献していただきたい。
 
■メディアの役割とは明日の生活を良くするためのヒントである。そのための情報は(山梨放送の番組視聴によって)テレビ・ラジオの媒体を使うことで、分かり易く伝わることが分かった。一方で、山梨の魅力を強調しすぎるあまり、逆に離れていってしまうのではないかとも感じた。表現手法への工夫を求めたい。
 
■山梨から全国へ発信できる番組作りを進めてほしい。将来に残せる内容として、若い人たちの目に触れるようにしていくことが大切。山梨の課題は沢山あり、その課題を解決できるような番組作りを期待する。SNSは流行りだが、放送とSNSは違うものである。放送局にしかできない番組作りをお願いする。
 
■地元に根差した報道姿勢は良いが、該当インタビューなど視聴者参加型の場面を増やしたらどうか。また番組に際してはSNSでの事前発信をさらに利用すべきである。
 
■地元スポーツとしてヴァンフォーレ甲府の報道を増やしてほしい。スポーツ報道に関連すれば、少子・高齢化社会を鑑みて健康関連番組にも工夫が必要と思われる。
 
 第58期番組審議会の審議は以上で終了。最後に今期を振り返って委員長が総括した。
 
(平出亘委員長の挨拶)
 
 「1年間意見を述べさせていただいた。これからの番組作りにぜひ役立ててほしい。山梨放送は地域密着の放送局として多用な役割を担っており、かつ影響も大きい。ニーズに合ったコンテンツを提供し、地元に根差した放送局になることを期待している」
 
6.次回
 第58期番組審議会は6月が休会となり同月末日で任期を終了する。
 
 次期審議会は新委員で7月1日より第59期としてスタートする。
 
 第606回山梨放送番組審議会は2017年7月26日(水)に開催予定。
  
以 上