2023年4月28日放送
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2023年4月28日放送

こちらで放送内容を聴くことができます

 

 

 

 

5月は水防月間!

 

小松 5月1日から31日は水防月間です。梅雨入りを前にしっかりと水害への備えをしたいものです。

この時間は、県治水課の飯塚 貴之(いいづか・たかゆき)さんとお伝えします。よろしくお願いします。

 

飯塚 よろしくお願いします

 

小松 近頃は台風以外にも、短時間での豪雨や、線状降水帯の発生から水害につながる事例も増えていますね。

 

飯塚 豪雨の激甚化は地球温暖化の影響であるとも考えられています。暖かい空気は多くの水分を保持することができ、気温が上がるとより多く雨を降らせるようになります。そのため、地球温暖化が進行すると、大雨や短時間に降る強い雨の頻度はさらに増えると想定されています。実際に、全国の被害額は、平成30年が、約14000億円、令和元年には過去最高の約22000億円を記録しました。

 

小松 令和元年は10月に、静岡、甲信越、東北にまで被害を出した台風19号がありました。山梨でも大月市の笹子川の増水で国道20号の法雲寺橋の橋脚が沈下したり、甲府市を流れる濁川では河川の水位が上昇し、一時は付近の住民に避難の呼びかけが行われました。急に適切な治療を開始する必要があるということですね。何か兆候のようなものはありますか?

 

飯塚 そうですね。令和元年の台風19号では、多くの尊い命が奪われました。幸い本県では亡くなられた方や行方不明者もおりませんでしたが、台風の進路や、雨の状況によって、もっと大きな被害が出た可能性もありますので、決して安心できる状況ではありません。

 

小松 富士川、釜無川、笛吹川が走る甲府盆地は、特に警戒が必要ですね。れらの循環器病、季節による影響もあるんでしょうか?

 

飯塚 はい。令和2年度に行った推計では、国中地域で洪水浸水想定区域に指定されている14市町の人口のうち、約8割が洪水浸水想定区域に居住しており、居住地の水害リスクが高い状況にあります。

 

小松 いつ起きてもおかしくない水害に対して、山梨では、どんな対策や意識を持つといいでしょうか。

 

飯塚 川幅を拡げるなどの河川整備だけでは、被害を防止することが年々難しくなっています。水害から命を守るためには、一人一人の住民、そして地域が主体的に行動することも必要です。まずは、大雨などに関する情報を収集し、自分が置かれている状況を的確に把握することが重要です。

 

小松 大雨や、河川の防災情報は、どちらから取ることができますか。

 

飯塚 県では、インターネットサイト「山梨県総合河川情報システム」を開いています。このサイトでは、雨量や河川の水位などが確認できるほか、土砂災害に関する情報や、各市町村のハザードマップなど、関連情報のリンクも充実しています。いざというときにすみやかに情報が取れるよう、ふだんから、サイトを確認することが大切です。

 

小松 ぜひこの機会に家庭や地域で、災害対策について話題にしてほしいですね。そして、災害時、県や市町村からの警戒情報や注意喚起は、ラジオでも放送します。ラジオの作動についてもチェックしてほしいと思います。

 

飯塚 お知らせになります。山梨県と甲斐市主催の水防訓練を5月28日 日曜日の午前9時~12時まで、甲斐市下今井の双葉水辺公園において開催いたします。ご自由に訓練の様子をご覧いただけますので、ぜひお越しください。お待ちしております。

 

小松 この時間は、県治水課の飯塚 貴之(いいづか・たかゆき)さんとお伝えしました。飯塚さん、ありがとうございました。

 

 

 

犯罪被害者等の支援について

 

小松 平穏な毎日を送るなかで、突然起きる「犯罪」。被害に遭った方の苦しみや心身への影響は深く、直接的な被害以外に仕事やその後の生活に関わる2次被害に苦しむ方も少なくありません。この時間は被害者や、ご家族を支援する山梨県の取り組みについて、県民生活安全課の横森 英明(よこもり・ひであき)さんとお伝えします。よろしくお願いします。

 

横森 よろしくお願いします。

 

小松 まず、山梨県の犯罪の発生状況はいかがでしょうか。

 

横森 山梨県の過去10年の犯罪発生数は平成24年の7934件をピークに、令和2年、令和3年、令和4年と、3000件を下回っています。その内訳は、窃盗罪が大きな割合を占めていますが、殺人や強盗など、社会的反響の大きい重要事件も発生しており、誰もが犯罪被害者やその関係者となり得る状況にあります。

 

小松 犯罪被害者支援における、これまでの県の取り組みを教えてください。

 

横森 はい。県ではこれまで「山梨県安全・安心なまちづくり条例」を定める等して、犯罪被害に遭われた方へのサポートを推進してきましたが、被害の形態や、被害に遭われた方が直面する問題も多岐にわたっているため、昨年12月犯罪被害者等支援に特化した「山梨県犯罪被害者等支援条例」を制定しました。

新しい条例の制定によって、犯罪被害者やその御家族を社会全体で支え、誰もが安全に安心して暮らすことができる社会の実現が図られればと思います。

 

小松 犯罪に遭われた方とご家族のショックは理解しきれるものではありませんが、どのような支援が必要でしょうか。

 

横森 犯罪に遭うことは、穏やかな日常生活のなかで突如襲いかかる不条理な出来事です。犯罪に遭われた方が心身に負う痛みや苦しみ、また大切なご家族を奪われたご遺族の悲しみは大変深いものです。

 

また、犯罪に遭われた方は、直接的な被害だけでなく、捜査や裁判の過程で、辛い記憶を思い出さなくてはならない場面があったり、周囲に知られることに対する恐れなど、精神的な負担から日常生活に影響が出るほど深刻になることがあります。

 

小松 相談はどのようにすればよいのでしょうか。

 

横森 県では、犯罪被害者やご家族等のプライバシーに十分配慮した相談窓口、「山梨県犯罪被害者等総合支援窓口」を開設しています。こちらは電話による相談窓口となっています。

電話番号は直通で、055-223-4180 055-223-4180です。055の後の223-4180は「ふじさん・よいはれ」と覚えてください。祝日・年末年始を除いて、月曜から金曜の、午前830分から午後515分までご利用いただけます。個人の秘密は固くお守りします。どうぞ安心してご相談いただきたいと思います。

 

小松 条例について、詳しくは、県民生活安全課のホームページでもお知らせしています。ぜひご覧ください。

この時間は、県民生活安全課の横森英明さんとお伝えしました。横森さん、ありがとうございました。

 

 

次回は5月26日(金)17時15分放送

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