2024年4月26日放送
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2024年4月26日放送

こちらで放送内容を聴くことができます

 

 

 

子宮頸がんの早期発見と予防

 

小松 年間1万人以上の女性がかかり、およそ2,900人が亡くなっているという「子宮頸がん」。女性の中でも若い世代で発症する割合が高く、定期的な検診やワクチン接種による予防が効果的です。また、平成9年度から19年度に生まれた女性を対象に行われているキャッチアップ接種の期限が迫っています。

そこできょうは「子宮頸がんの早期発見と予防」について山梨県福祉保健部 健康増進課 副主幹 渡邊 正則(わたなべ まさのり)さんとお伝えします。渡邊さん、よろしくお願いします。

 

渡邊 よろしくお願いします。

 

小松 若い女性に多いという「子宮頸がん」とは、どんながんなのでしょうか。

 

渡邊 子宮頸がんは、子宮頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんで、その多くは、ヒトパピローマウイルスというウイルスの感染が原因と考えられています。ヒトパピローマウイルスは英語表記の頭文字を取り、HPVともいいます。

この、HPVの感染は、おもに性的接触によって起こり、女性の多くが一生に一度は感染するといわれています。

 

小松 日本では、毎年 1 万人以上の女性が子宮頸がんにかかっているといいますね。

 

渡邊 はい。さらに毎年、約2,900 人の女性が子宮頸がんが原因で亡くなっています。がんというと、若い方には関係ないと思うかもしれませんが、子宮頸がんの患者さんは他のがんと異なり、20 歳代から増え始めます。また、30 歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう人も、年間およそ 1,000 人いるといわれています。

 

小松 若いうちに子宮を失ってしまうということは、その後の妊娠、出産にも影響がありますね。だからこそ早期発見や予防が大切なんですね。

 

渡邊 子宮頸がんを早期発見するためには、定期的な子宮頸がん検診の受診が重要です。検診では、子宮頸部に異常な細胞がないか調べます。20歳以上の方は、2年に一度の受診が望ましいとされています。

 

小松 子宮頸がんには、有効な予防方法があるそうですね。

 

渡邊 はい、先ほどご説明したHPVへの感染を予防するワクチンの接種は、子宮頸がんの予防に効果的です。接種するワクチンの種類によっても異なりますが最大80%から90%のHPV感染を防ぐことができるといわれています。
ただし、ワクチンはあくまで感染を予防するもので、すでに 感染している細胞からウイルスを排除する効果は認められていません。そのため、高校 1 年生くらいまでに接種するのが最も効果的だといわれています。また、小学6年生から高校1年生までの女性は、市町村で無料で接種することができます。

 

小松 ワクチンを接種すれば、HPVの感染を予防でき、がんのリスクを下げることができるのですね。

 

渡邊 はい。しかし、ワクチンを接種したとしてもすべての子宮頸がんを予防できるわけではありません。そのため、先ほどお話しした子宮頸がん検診も必ず定期的に受診していただくことが必要です。

 

小松 ワクチンを接種したい場合には、どのようにしたらよいのですか。

 

渡邊 小学6年生から高校1年生の女性には、市町村から接種に関するお知らせが郵送で届きます。もし、失くしてしまった方やまだ届いていない方は、お住いの市町村の予防接種担当にご相談ください。

 

小松 高校1年生を過ぎてしまうと、接種費用は自己負担となるのでしょうか。

 

渡邊 はい、原則はそうなのですが、キャッチアップ接種の対象となる方は、今年度末まで無料で接種することができます。

 

小松 キャッチアップ接種について詳しく教えてください。

 

渡邊 HPVワクチンは個別に接種をお勧めする取組みを差し控えていた時期があります。この時期に定期接種の対象だった方、具体的には今年度17歳から27歳になる女性は、来年3月末までの期間限定で、無料で接種することができ、これをキャッチアップ接種と呼んでいます。対象の方には市町村から個別にお知らせが届いていると思いますが、ご不明の方はお住いの市町村の予防接種担当にご相談ください。

 

小松 あと1年の期間限定ということですね。

 

渡邊 はい。ただ気を付けていただきたいのですが、HPVワクチンは一般的に3回接種することが必要です。3回目の接種までに6か月の期間が必要となりますので、1回目の接種は今年の9月30日までに受ける必要があります。
このキャッチアップ接種を、対象となる皆さんに知っていただくため、県ではオリジナルのポスターを作成し、市町村や、接種ができる医療機関、薬局、大学や専門学校などに掲示していただいています。

 

小松 ぜひこの機会を逃さず、多くの方に接種してほしいですね。そのほか、県ではどのような取組みを行っていますか。

 

渡邊 子宮頸がん検診の受診やHPVワクチンの接種を推進するため、山梨県産婦人科医会と連携した取り組みを進めています。例を挙げますと、県内で開催されるイベントにおいて、子宮頸がん検診のバスを見ていただきながら子宮頸がんのこと、検診やワクチンの大切さを学んでいただく啓発活動を行っています。

 

小松 人生のイベントがつまった大事な世代のみなさんには、もっと子宮頸がんについて知っていただきたいと思います。きょうは、子宮頸がんの早期発見と予防について、山梨県福祉保健部 健康増進課 副主幹 渡邊 正則(わたなべ まさのり)さんとお伝えしました。渡邊さん、ありがとうございました。

渡邊 ありがとうございました。

 

 

次回は5月24日(金)17時15分放送

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