どんなときも安心して暮らせる山梨をめざして!山梨県の防災関連情報をコンパクトにお伝えする月に一度のラジオ番組。県民の備えにプラスとなる情報や話題をお届けします。

 

毎月第4金曜 17:15-17:25放送

 

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2022年6月24日放送

こちらで放送内容を聴くことができます

 

 

 

 

農作業中の安全確保

 

県内の農家の皆さんは、現在、農繁期を迎えています。農作業が忙しくなる中で、心配されるのは作業中の事故ですよね。全国では毎年およそ300件の死亡事故が発生しています。県内でもここ数年は年間4件~6件の死亡事故が発生しています。
そこで今日は農作業中、どんなことに注意したら良いのか県農業技術課の岩下友和(いわした・ともかず)さんに伺います。よろしくお願いします。

 

 

小松 農作業中の事故にはどんなものがありますか?

岩下 農業機械を操作中の事故が多くなっています。令和2年の全国での農作業中の死亡事故件数270件のうち、農業機械での作業に係る事故が全体のおよそ69%となっています。

小松 なるほど。半数以上の事故が農業機械での作業に係る事故なんですね。

岩下 はい、そうなんです。農業機械での作業に係る事故というのは、「乗用型トラクター」「軽トラックを含む農用運搬車」「歩行型トラクター」などを操作中の事故のことです。

小松 それ以外にはどのような事故があるのでしょうか?

岩下 はい。全国の農業機械以外の事故では、「熱中症」が最も多いんですよ。また、「ほ場、道路からの転落」も多い状況です。

 

小松 県内ではどうでしょう?

 

岩下 山梨県内の農作業死亡事故の原因の80%以上が農業機械に係る事故となっています。全国よりも多い状況です。県内では全国と比べ、高所作業車、スピードスプレイヤーや動力草刈り機による事故も多いんです。

 

小松 なるほど。岩下さん。農家の皆さんに特に注意して欲しいことはなんでしょう。

 

岩下 はい。「今まで大丈夫だった」といった慣れは危険です。長年の経験からくる気の緩みが、事故の大きな要因となることもあります。
危険な動作を避けるため機械の基本操作を徹底していただくとともに、危険な箇所を事前に把握しておく周囲確認も大切です。機械の整備もお忘れなく。

 

小松 お忙しい時期だからこそ一層の安全確認が必要ということですね。その他気をつけるべきことはありますか?

 

岩下 まず、これからの季節、特に注意していただきたいのが、「熱中症」です。気温が高くなるこれからの時期は、熱中症が起こりやすくなります。屋外では帽子を被り、こまめに水分や塩分を補給し、十分な休息をとるなど予防に心がけてください。

次に、体調管理です。ゆとりのある作業計画を心がけ、体調が悪いときには、無理をせずに休みましょう。日頃から十分な睡眠や休息をとり、万全な体調で作業が始められるようにしてください。また、服装は動きやすさ、安全さ、快適性を重視したものを選ぶことも重要です。

最後に、「農作業は焦らず、急がず、慎重に!」ご自身の健康・安全を第一に考え、農作業中の事故防止に万全を期してください。

小松 はい。農業機械の操作や熱中症に十分に注意して安全な農作業をしてください。ここまでは県農業技術課の岩下友和(いわした・ともかず)さんとお伝えしました。ありがとうございました。

岩下 ありがとうございました。

 

 

 

食中毒の注意喚起

 

梅雨の時期から夏にかけて、細菌による食中毒が発生しやすくなります。県衛生薬務課の横森茂樹(よこもり・しげき)さんに伺います。よろしくお願いします。

 

小松 山梨県の食中毒発生状況はいかがでしょう?

 

横森 近年、山梨県ではノロウイルス、カンピロバクター及び寄生虫による食中毒が多く発生していて、令和2年度には9件34名、令和3年度には8件25名の食中毒が報告されています。特にいまの時期注意したいのは、カンピロバクターや腸管出血性大腸菌による食中毒です。これらの食中毒はお肉を原因として発生することが多くあります。食中毒は飲食店や仕出し弁当などが原因と思われがちですが、家庭での食事による発生も多いので食中毒の予防法を身に着けることが大切です。

 

小松 どういったことに注意すればいいでしょうか?

 

横森 細菌による食中毒を防ぐ三原則は「つけない、増やさない、やっつける」です。

 

「つけない」

食品や調理器具に細菌をつけないことです。調理や食事をする際にこまめに手を洗うのはもちろん、食材の持ち運びや保存の際には食材同士が接触しないように注意しましょう。

 

「増やさない」

食品の温度管理で細菌を増やさないことです。ほとんどの細菌は10℃以下で増えるスピードが遅くなり、マイナス15℃以下では活動がストップするので、冷蔵庫や冷凍庫、保冷剤を活用して、細菌を増やさないようにしましょう。

 

「やっつける」

食品の加熱により食中毒の原因菌をやっつけることです。中までしっかり火を通すことが大切で、カレーやスープ類はよくかき混ぜながら加熱しましょう。また、調理器具を洗剤で良く洗い乾燥させることや、熱湯や漂白剤で消毒することも大切です。

 

小松 食中毒にはどんな症状がありますか?

 

横森 主な症状は、下痢、腹痛、吐き気・おう吐、発熱です。頭痛や神経症状を示すこともあります。下痢やおう吐がある場合には脱水症状にならないように注意してください。
免疫機能がまだ十分に発達していない子供や抵抗力の弱い高齢者は重症化しやすく、体の水分量が少ないため脱水症状が起こりやすいです。自己判断での下痢止めや抗生物質の服用は症状を悪化させる場合がありますので早めに医療機関を受診してください。

最後に、食中毒の原因菌が食品の中で増えていても、味やにおい、見た目ではわかりません。冷蔵が必要な食品や調理済みの食品を室内で長く放置してしまった場合や、消費期限の切れたものには、十分注意しましょう。

 

小松 これからの時期特に注意が必要ですのでお気をつけください。県衛生薬務課の横森茂樹(よこもり・しげき)さんに伺いました。ありがとうございました。

 

 

 

次回は7月22日(金)17時15分放送

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