今、畑って・・・

3月30日(月)

 

よく梶原さんに聞かれるんです

「今、畑ってどういう時期?」

「今、ワイナリーってどういう時期?」

 

出来上がった商品も素敵ですが、

そう、「今」を知ること、

商品になるまでの途中経過を知ること、伝えることって大事ですよね。

 

ということで

笛吹市石和町にある「モンデ酒造」

醸造責任者の水上東(あずま)さんに、スタジオにお越し頂きました。

 

 

 

今、畑は、ブドウの木を切る、剪定を終えたところ。

気温も暖かくなると、根から養分を吸い上げ始めます。

その吸い上げた養分が、切った枝の先から雫のように滴るところが

見られます。「ブドウの涙」とも。

私も畑で見たことがあるのですが、それはそれは神秘的。

 

養分がブドウの木全体に行き渡り、木々が柔らかくなると

誘引作業へと移っていきます。

ブドウの木の枝を、固定する作業です。

 

 

満面の笑みで、嬉しそうに楽しそうにお話される水上さん

本当にワインのことが好きなんだな、と

こちらも幸せな気分になりながら、お話を伺いました。

 

モンデ酒造では、県内に3か所、圃場があります。

旧豊富村の小高い丘、石和の会社周辺、牧岡地区

 

それぞれ標高と土壌が違います。

旧豊富村は、粘土質土壌

ヤマソービニヨンを栽培

 

ワイナリー付近は、砂地

甲州とマスカット・ベイリーAを栽培

柔らかいニュアンス、複雑な味わいが特徴

 

牧丘は、標高850メートルの倉科地域

メルロに加え、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、

カベルネ・ソーヴィニヨンシラー、プティ・ヴェルドも。

 

スタジオにお持ち下さったのは

今年の「さくらアワード」で、ダブルゴールドを受賞した

「特醸甲州2018」

ワイナリー周辺の塚ノ越がメイン。

味わい深いシュール・リー製法で仕上がっていて、和食との相性◎

 

ブドウの適材適所を見極め、美味しく実ったブドウを、

水上さんを中心に醸造家の皆さんが、醸造し、製品にしていく・・・

その結集が、この1本、なんです!(^^)!

 

 

 

 

 


2020年4月2日 17:44

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